昨日通っていた大学の「同窓会会報」が届いて、大学時代お世話になっていたフランス人の教授が亡くなられたことを知りました。
日本でのフランス語・思想教育でかなり有名な人だったので(NHKとかにもでていたし、日仏学院でも長年教えられていたかな)、フランスがらみの人ではかなり知っていた人が多いかも、ガブリエル・メランベルジェ先生(皆、メランと略して呼んでいました)という方です。
65歳での急逝、あまりに若い死が悲しいです。
メラン先生、病状が進んでいたある日、奥様に。
「もし最終講義ができるなら、自分は大学について語りたい。
市場原理主義を批判するどころが、それに易々と迎合していく現在の大学のあり方を憂いたい」
とおっしゃっていたそう。
メラン先生が長年上智大学及び、日仏学院で教えられていたのがフランス思想、ポストモダンの考え方でした。
「ポストモダン」って言葉だけ独り歩きしているような感がありますが、もともとは80年代にフランスの思想家ジャンフ=ランソワ・リオタールが確立した
「市場主義への警鐘、あるいはそれを克服しようとした思想的な動き」のことです。
(ただ当時のリオタールの思想には批判も多く後年リオタール自身、当時の自分のセオリーに対して”修正”なども行っています)
↑
って哲学なだけに小難しい説明になっていますか!?
私のとても浅い理解では説明が難しくざっくりしていて申し訳ないのですが、モダニズム(現代)の後ということでポストモダン(post modern)。
「人は共和主義、帝政、社会主義、共産主義等々いろいろ模索を繰り返し、今のところ市場主義で落ち着いているようにみえますが、それはあくまでイチ過程にしかすぎず、細胞分裂を繰り返す生物のように、人は常にbetter、bestなこの世の社会形態を追い求めていく。」
といった考え方です。
資本主義をあからさまに否定しているわけでもなく、
「人は共産主義や資本主義をそれが「ユートピアに私たちを導くシステム」だと信じたときがあって、でもやっぱりそれは万能じゃないんだよね。
ということで、今もモダンシステムの先にありえるものを人は探しつづけている」
といった主張。
私が書くと、重みがないなぁ・・・。
大学を卒業するときに「どこに就職したの?」とメラン先生に聞かれて、ドイツ系の一流金融機関の名前を伝えた私に、とても残念そうな顔をされたのがとても心に残っています。
私の通っていた上智大学フランス語学科の子って、いい意味でも悪い意味でも、日本の会社生活にすんなり適応していけそうな子が少なくて。
どちらかというと日本の会社生活で力を発揮というより個人で活躍したり、外資系や国際機関にいくとか。
大きい会社の管理職とかになるより小さな会社で、あるいはフリーで自分の好きなことをやっていたい、という人が多いんです。
大企業で勤続△十年、みたいな人は、卒業生にほとんどいないだろうよ(ってけっこう、やばいのかな)。
もともとよくいえば個性的、悪く言えばあまり協調性のない若者が多かったので在学中ににメラン先生から教わるこの「ポストモダン思想」に共感する人もとても多かったです。
私もそうでした。
ふつう大学って、もっと分かりやすいやり方(良い会社に就職していわゆるエリートになったり、貯金して家をかったりとか)で社会の中でアッパーなところにのぼることを生徒に勧めますよね。
そうでないことも悪くないというか、別の真実もあるんだよということを教えてくれたのが、メランだったなーと。
みんなすごく好きだったんだよね、この先生のこと。
ご冥福をお祈りしますとかいって、祈るまでもなくとても冥福されていそうだけど。
とても個人的な学生時代の話をだらだらしてしまし申し訳ないのですが、ポストモダンの思想ってけっこう面白いので興味がありましたらぜひ(って、あまり文献もないんですが。)
今ではそれなりに時代ハズレになっている部分も否めないとは思いますが、80年代のフランス及びヨーロッパ知識層でかなり広範に受け入れられた思想です。
日本でのフランス語・思想教育でかなり有名な人だったので(NHKとかにもでていたし、日仏学院でも長年教えられていたかな)、フランスがらみの人ではかなり知っていた人が多いかも、ガブリエル・メランベルジェ先生(皆、メランと略して呼んでいました)という方です。
65歳での急逝、あまりに若い死が悲しいです。
メラン先生、病状が進んでいたある日、奥様に。
「もし最終講義ができるなら、自分は大学について語りたい。
市場原理主義を批判するどころが、それに易々と迎合していく現在の大学のあり方を憂いたい」
とおっしゃっていたそう。
メラン先生が長年上智大学及び、日仏学院で教えられていたのがフランス思想、ポストモダンの考え方でした。
「ポストモダン」って言葉だけ独り歩きしているような感がありますが、もともとは80年代にフランスの思想家ジャンフ=ランソワ・リオタールが確立した
「市場主義への警鐘、あるいはそれを克服しようとした思想的な動き」のことです。
(ただ当時のリオタールの思想には批判も多く後年リオタール自身、当時の自分のセオリーに対して”修正”なども行っています)
↑
って哲学なだけに小難しい説明になっていますか!?
私のとても浅い理解では説明が難しくざっくりしていて申し訳ないのですが、モダニズム(現代)の後ということでポストモダン(post modern)。
「人は共和主義、帝政、社会主義、共産主義等々いろいろ模索を繰り返し、今のところ市場主義で落ち着いているようにみえますが、それはあくまでイチ過程にしかすぎず、細胞分裂を繰り返す生物のように、人は常にbetter、bestなこの世の社会形態を追い求めていく。」
といった考え方です。
資本主義をあからさまに否定しているわけでもなく、
「人は共産主義や資本主義をそれが「ユートピアに私たちを導くシステム」だと信じたときがあって、でもやっぱりそれは万能じゃないんだよね。
ということで、今もモダンシステムの先にありえるものを人は探しつづけている」
といった主張。
私が書くと、重みがないなぁ・・・。
大学を卒業するときに「どこに就職したの?」とメラン先生に聞かれて、ドイツ系の一流金融機関の名前を伝えた私に、とても残念そうな顔をされたのがとても心に残っています。
私の通っていた上智大学フランス語学科の子って、いい意味でも悪い意味でも、日本の会社生活にすんなり適応していけそうな子が少なくて。
どちらかというと日本の会社生活で力を発揮というより個人で活躍したり、外資系や国際機関にいくとか。
大きい会社の管理職とかになるより小さな会社で、あるいはフリーで自分の好きなことをやっていたい、という人が多いんです。
大企業で勤続△十年、みたいな人は、卒業生にほとんどいないだろうよ(ってけっこう、やばいのかな)。
もともとよくいえば個性的、悪く言えばあまり協調性のない若者が多かったので在学中ににメラン先生から教わるこの「ポストモダン思想」に共感する人もとても多かったです。
私もそうでした。
ふつう大学って、もっと分かりやすいやり方(良い会社に就職していわゆるエリートになったり、貯金して家をかったりとか)で社会の中でアッパーなところにのぼることを生徒に勧めますよね。
そうでないことも悪くないというか、別の真実もあるんだよということを教えてくれたのが、メランだったなーと。
みんなすごく好きだったんだよね、この先生のこと。
ご冥福をお祈りしますとかいって、祈るまでもなくとても冥福されていそうだけど。
とても個人的な学生時代の話をだらだらしてしまし申し訳ないのですが、ポストモダンの思想ってけっこう面白いので興味がありましたらぜひ(って、あまり文献もないんですが。)
今ではそれなりに時代ハズレになっている部分も否めないとは思いますが、80年代のフランス及びヨーロッパ知識層でかなり広範に受け入れられた思想です。

